憧れるプレイヤーを聞くとドリブルが上手な選手が良く取り上げられます。
また、上手な選手を聞くとドリブルが上手な選手が良く上げられます。
それほどドリブルはサッカーにとって中心となる技術です。
ドリブルが上手くなることで様々なシーンに対応できるようになります。
今回はドリブルについて解説します。
目次
①概要(説明)、結論
➁長所 使う場面
③短所 使わない場面
④蹴り方、コツ
⑤上手くいかない時に注意すべき点
⑥練習方法
⑦参考選手
①概要(説明)、結論
インステップ―基本のドリブル
インサイド―主に軸足側にドリブルする時に使う
アウトサイド―主に蹴り足側にドリブルする時に使う
足裏―主にボールを足元で扱う時に使う
➁長所 使う場面
インステップ―ドリブルの基本
細かいタッチ、スピードのあるドリブルができる
前にドリブルする時に使う
インサイド―細かいタッチができる
利き足と反対側にドリブルができる
斜めにドリブルをする時に使う
ターン、切り返し時に使う
アウトサイド―角度のあるドリブルができる
利き足側にドリブルができる
斜めにドリブルをする時に使う
ターン、切り返し時に使う
前にドリブルをする時に使う
足裏―足元でキープができる
体を使ってボールを守ることができる
スペースがあまりない時に使う
③短所 使わない場面
インステップ―切り返しやターンする時
インサイド―走りながらドリブルをする時
(股関節を開くため走りづらい)
まっすぐ(前に)ドリブルをする時
アウトサイド―利き足と反対側にドリブルしたい時
足裏―スピードのあるドリブルをする時
④ドリブルの方法、コツ
インステップ 細かいドリブル ①軸足を前に出す
②蹴り足でボールを触る
③蹴り足のつま先が地面に着いたと同時に軸足を前に
出す
④繰り返す
大きい(スピードのある)ドリブル ①蹴り足でボールを触る
②軸足を前に出す
(蹴り足より前に出さない)
(前に出すと詰まる、走りづら
い)
③走りながら繰り返す
インサイド 細かいドリブル ①軸足を前に出す
(前へのドリブル)②蹴り足でボールを触る
③蹴り足のつま先が地面に着いたと同時に軸足を前に出
す
④繰り返す
大きいドリブル α.①蹴り足の斜め前にボールを運ぶ
(横又は斜めのドリブル) ②蹴り足でボールを触る
β.①軸足を斜め前に出す
②蹴り足でボールを触る
ターン ①ドリブルをする
②軸足をボールの斜め後ろに置く
③ボールの軌道に合わせて足を前に出す
④足の内側でボールを触る
アウトサイド 細かいドリブル ①軸足を前に出す
②蹴り足でボールを触る
③蹴り足のつま先が地面に着いたと同時に軸足を前に
出す
④繰り返す
大きい(スピードのある)ドリブル ①蹴り足でボールを触る
②軸足を前に出す
(蹴り足より前に出さない)
(前に出すと詰まる、走りづら
い)
③走りながら繰り返す
横又は斜めのドリブル ①ボールを軸足の斜め前又は横に置く
②軸足で踏ん張ると同時にボールを触る
ターン ①ドリブルをする
②軸足をボールの近くに着地させる
③軸足で踏ん張ってボールを横に押し出す
(重心を少し下げる)
④方向を変える
足裏 前に転がす ①ボールの横に軸足を置く
②蹴り足でボールをタッチしてそのまま足を前に出す
③タッチした足をそのまま前に着地させる
ターン ①軸足をボールの斜め後ろに置く
②足の裏でボールにタッチする
③後ろに引いて転がす(強く引きすぎない)
④素早くターンする
コツ
共通―ボールを押し出すように触る
ドリブルする方の膝を柔軟に使う
軸足は軽く曲げる
軸足のかかとを浮かせる(つま先立ちになる)
リズム(テンポ)よくボールを触る
細かいドリブル 歩幅を小さくする
大きいドリブル 歩幅を大きくする(走る時と同じ)
運ぶドリブル(ターン以外) 足首を柔軟に使う
インステップ―足の甲又は指の付け根と甲の間あたりでに当てる
足首を柔らかく使う
ボールの中心を触る
つま先は下を向ける
走る姿勢で触る
細かいドリブル→軸足はボールの横又は少し前
大きいドリブル→軸足はボールの横又は少し後ろ
インサイド―共通―親指の付け根(出っ張っているところ)あたりで触る
蹴り足の股関節は軽く開く
前にドリブルをする時―軸足はボールの横又は少し前に置く
ボールの中心を触る
ドリブルする方向に先に軸足をついてからタッ
チする
(軸足を先に置いてリードする)
横又は斜めにドリブルをする時―軸足はボールより少し前に置く
ボールの中心又は少し横を触る
自分はドリブルする方向に先に軸足を
ついてからタッチする
(軸足を先に置いてリードする)
ボールに向かって素早く体を移動させ
る
軸足をボールの近くに置き蹴り足を準
備する
(ボールの転がる先に蹴り足を延ば
す)
蹴り足のインサイドで軸足の斜め前に
ボールを運ぶ
(体を倒しながらタッチする)
ターンをする時―ボールの中心又は少し上を触る
ボールを上からカットするように触る
体を大きく使う
ボールを触る時、蹴り足はしっかりと伸ばす
アウトサイド―共通―小指又は小指と薬指の間あたりで触る
前にドリブルをする時―軸足はボールの横又は少し後ろ
つま先は内側に向ける
足首を斜めに寝かせる
足首は柔らかく使う
ボールの中心を触る
少し内また気味になる
軸足はボールの横又は少し後ろ
横又は斜めにドリブルをする時―軸足はボールの横又は少し後ろ
足首を斜めに寝かせる
軸足を進みたい方向と垂直に踏み
込む
重心を倒しながら横又はななめに
移動する
ターンをする時―軸足は状況によって置く場所は異なる
(ボールより少し後ろ又は少し前)
ボールの下あたりを触る
足裏―共通―指の付け根(出っ張っているところ)あたりで触る
前に転がすーボールの真上又は少し転がす側から触る
ボールの上をなぞるように触る
ドリブルする足は軸足とクロスする
股関節は軽く開く
軸足はボールの後ろ
ボールを転がし切る
ターンーボールの真上又は少し転がす側から触る
キープー自分の体重を相手に預ける
膝を使って重心を低くキープする
腰をしっかりと落として構える
(棒立ちだと力が入らない、踏ん張れない)
相手から遠いほうの足でボールを動かす
腕や手を使って相手の位置を把握する・ブロックする
相手とボールの間に自分の体を入れる
相手から遠い足でボールを触る
その他 走る(体を動かす)ついでにボールを触るような感覚でドリブルをする
緩急を利用してタイミングをずらす
相手の動きや重心をみて抜く方向を決める
相手との距離、守備範囲を見定める
(最短距離で抜く)
(相手の守備範囲のギリギリを狙う)
自分のプレー範囲を把握しておく
(足の速さ)
(得意なプレー等)
試合の状況を見て空いているスペースにドリブルをする
顔を上げるドリブルと、スピードを重視したドリブルを使い分ける
常に触れるところにボールを置く
抜く瞬間は膝から下の動きを速く行う
(一瞬の動きの為にはひざ下を大きく使う必要はなくコンパクトに振る)
(大きいと触ろうとする間に取られてしまう)
ボールを蹴る瞬間はきちんと足首を固定する
相手を抜いた後は相手が動くコースに体を入れてディフェンスの邪魔をする
相手を抜いた後はスピードを上げる
ボールを見すぎない
(顔を上げる、間接視野、タッチの感覚、イメージを使ってドリブルをす
る)
足の前ではなく裏の筋肉を使う
(腿裏の筋肉を使う)
自分の重心移動を意識する
(抜く時の一瞬の重心移動)
まずゴールに向かう姿勢を見せる
常にイメージをしながらボールを触る
次のプレーを考えておく
ワンタッチで抜けるのが一番良い
→よーいどんの姿勢ではボールを前にさらけ出してしまう
→足はボールの近くに置き、体のばねを利用する(前かがみになる)
最初は姿勢が良くていい
→抜く瞬間に膝を曲げて前のめりになる
状況によってドリブルを使い分ける
⑤上手くいかない時に注意すべき点
・軸足の位置が違う
・軸足がべた足になっている、安定していない
・ボールを触る位置が違う
・膝をきちんと曲げられていない
・ボールとの距離感が把握できていない
細かいタッチ→1歩動くごとに触れる位置にボールを置く
大きいタッチ→2~3歩(個人差あり)を目安に触れる位置にボールを置く
・相手との距離が遠い又は近すぎる
(相手の守備範囲外且つ、自分のドリブルできる範囲内で行う)
・足だけではなく体全体を一緒に動かす
・力んでいる
足首が固まっている
(上半身、下半身がリラックスできていない)
(ボールが跳ねかえる)
(足首を柔らかくする)
・姿勢が良くない―スピードに乗る時―姿勢は前向きになり、重心は前目になる
それ以外―姿勢を良くして視野を確保する
・下半身のみを意識している(体全体を使う)
・重心移動、重心のバランスがきちんととれていない
(軸足のみに重心がある)
(ドリブルする足にのみ重心がある)
・個人差があるため自分のやりやすい方法を模索する
⑥練習方法
マーカードリブル
⑦参考選手
メッシ